幼なじみの彼と彼女〜大人編〜
気がつけば。

ベッドの中でさっき会ったばかりの彼女を抱きしめていた。

その、肌の温かさで我に返る。



また、いつの間にか…

口説いて、落としていた。



彼女の名前は雪野(ゆきの)と言った。

歳は俺より6歳年上。

光さんと同い年だ。

家には1歳年下のダンナがいるらしい。

子供はいない。



一人で飲んでいたのは。

家に帰りたくないから。

自分勝手なダンナに合わせるのに、疲れた、と切なく笑っていた。
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