・・大切な場所・・
「履歴書、頂いても良いですか?」
芳村が言った。
那槻は、鞄の中から封筒を出し、芳村に渡した。
那槻から受け取った履歴書を広げ、2人は暫く眺めていた。
「飲食店は、初めてなんですね」と芳村。
「はい。高校の時はスーパーのレジしてました。」
「接客は、好きですか?」と田原。
「人と話すのは好きなんですが、気持ちが顔に出やすいです」
「何故、うちを・・・?」と芳村。
「印象的だったんで・・・あっ!!すいません!!」
那槻は、耳まで赤くなるのを感じた。
ぶふっ・・・
笑われた・・・
もう、ダメかも・・・