・・大切な場所・・
1つ2つと順調に注いでいく。
あと1つ出来れば、乾杯というところまできた時・・・突然・・・
バシュッ!!!
那槻は、頭からビールの泡をかぶった!!!
「!!!」
なっ、なにこれっ・・
「ぶっ!!わはははっ!おっまえ、頭しろっ!!わはははっ」
「もぅ!!雄太さん、笑い過ぎですよぉ~」
那槻は、頬を膨らませて雄太をギロリと睨んだ。
「わっ、悪い・・・ビールの樽が・・・空いた証拠だよ・・・だっ、大丈夫・・か?」
「雄太さん・・・肩、震えてますけど・・・こんなに笑われて平気な訳ないじゃないですかぁ~。」
ますます顔が赤くなる。
肩を震わせながら、雄太は新しい樽に取り換える。
なんとか、4つ出来た。
つーか、まだ笑ってるし・・・
肩まで、まだ震えてるし・・・
那槻は、雄太の震えてる背中を見ながら、ホールへと出る。