・・大切な場所・・
クルシミマス・・・
12月後半。
本格的に忙しい時期。
「明日から、冬休みだね~。みんなでボード行かない?」
「あぁ~、良いね!!つーか、愛美ボード滑れるの?」
「ヒドッ!!ジャンプとかは出来ないけど、ちゃんと滑れるもん!!」
那槻の言葉に、愛美は頬を膨らませる。
「おっ!!何々?ボード?!俺達、チョー上手いよ。愛美、教えてやるか?なぁ、修吾。」
「かなり、スパルタだけどなぁ~」
ニヤニヤと2人が笑う。
「もぉ、修吾と湊までヒドクナイ~?!」
愛美が、ドンドン不機嫌になっていく。
「嘘うそ。年明けなら行けると思うよ。」
那槻は、愛美の頭を撫でながら諭した。