・・大切な場所・・
「おはよう。那槻。今、主任が事務所に行ってるから、戻って来たらミーティングするから。人数分の烏龍茶、用意しておいて。」
店長に言われ、那槻はカウンターに入りアイスを削ってグラスを用意する。」
最近、従業員用の飲み物を用意するのは、那槻の仕事になっていた。
少しずつだが、成長はしているらしい。
それが、今の那槻の仕事に対する自信にも繋がってきている。
遠くからだが芳村と田原は、那槻の仕事に目を見張る様に見つめていた。
「戻りました!!」
肩で息をしながら、河村が飛び込んで来た。
「じゃぁ、ミーティング始めるぞ。」
田原の声で、みんなは席に着いた。