ホントの恋の見つけ方

南の言う記憶喪失と考えれば、今朝の男性の行動も頷ける気がした。


確かに、あの男性は「思い出せない」といった


そしてあの涙はどういう意味だったのだろうか・・・・・

         
「あの時さ、その男性肩を震わせて泣いてたんだよ。どうしてだろう・・・・」


「う~んわかんないけど、もし、記憶喪失だとしたら記憶をなくすような外傷性のショックを受けたのか、もしくは心因性のショックのため記憶をなくしたのか何らかの理由があるんじゃない?」



「うーん、そうなのかな?」



答えが出ないまま綺羅と南は昼食を終え、午後の授業に向かった



あの男性の事は気になっていたが、そんなことも忘れてしまうような毎日の忙しさでモデルの仕事と大学の授業とで追われていた。


そんな時、久しぶりにサークルの皆で集まろうって話が出た。


綺羅は二つ返事でOKした。


モデルと学生いう二束のわらじを履いているけど、本業が大学生という事もあって
羽目をはずさない程度だったら事務所からもうるさく言われなかった。


< 16 / 125 >

この作品をシェア

pagetop