ホントの恋の見つけ方
「ところで、綺羅好きな奴いるって言ってただろ?何か進展はあるのかよ」
進展なんてあるわけない今堂々と彼女に会う?なんて聞いてくるあなたの事が本当は大好きなのよなんて言える筈もない。
「進展か~ないかな~・・・・・。だって・・・・・」
綺羅たちがちょうど公園を通り過ぎようとしたとき、綺羅の視線の先にあの男性がベンチに座って空を見上げているのがみえた。
えっ?・・・・・あの人だ!こんな夜中にどうしたんだろう・・・・・・
「ねえ寛人、ちょっと待ってて?」
「ん?どうした?」
寛人の問いかけも無視して綺羅はその男性に近づき声を掛けた