ホントの恋の見つけ方
「寛人、ごめん今日、綺羅送ってくわ。ちょっと2人で話したいことあるし」
カズが2人でって所を強調したおかげで周りからお持ち帰りか~
なんて冗談が飛び交う。
そんなのを気にせずにカズは綺羅のコートとバッグをもって出口へ向かう途中南が追いかけてきた。
「綺羅、カズと帰るの?大丈夫?」
「南、カズに好きな人バレちゃった・・・それで話を聞いてもらうの。カズは信用できる」
「そうだね、カズなら平気かも・・・・。相談してごらん。こっちの状況はまたメールするし、学校でも話すから。寛人のこと見てるから」
「うん、わかった」
そして、南は出口付近で待ってるカズに耳打ちをした。
何を言ってるかは分からなかったけどカズは「まあな」とだけ言った。
「じゃあカズ、綺羅よろしくね!送り狼になるんじゃないぞ!」
「分かってるよ!」
「綺羅、またね!」
「うんバイバイ」