--tear--
あたしは真衣に歩いている途中、小声で話しかけた。
「ねぇ、今日2人じゃなかったの?」
真衣は舌を出して言った。
「だって1年に一度のお祭りだよ?男の子がいないなんてありえないでしょ?」
「どうせ、大貴君目当てでしょ。」
あたしが言うと真衣はにこっと笑った。
「大正解!」
そんな事だろうと思った。
結局はあたし、利用されてるだけじゃん!
そう思いながらも、あたしは渋々お祭りに行った。
< 17 / 33 >

この作品をシェア

pagetop