天然彼女の1日

夕食時


ゆい夕食中。

今日はゆいの家にお呼ばれされていた。


「どう、美味しい?」

優しいゆいのお母さん。

「はい!めっちゃ美味しいです!」


隣のゆいはパクパクとご飯を頬張っている。

とても幸せな顔で。

食べてる時が一番、幸せなの!って言ってたっけ。


「ゆい、ユウ君にお茶、入れてきてあげて」


「はぁーい」


「あ!いいっすよ。自分で入れますから」


「ふふ。いいのよ。ゆいー早くねぇ」


「あいあいさー」


しばらくしてゆいはお茶を2つ持って帰ってきた。


「なんで二個?」


「どーちっだ?」


「は?」


「だからね、どっちがいい?どっちかが、麦茶でどっちかが、めんつゆだよぉ♪」


………なぜ、そんな事を?


「まぁ♪ユウ君頑張れ!」

「ゆい、めんつゆなんてありふれているぞ。ソースを水に薄めてみるとか…」


お母さん、お父さん、

そこ止める所ですよね。

「ー…じゃあこっち」


仕方なくゆいからコップを受け取り、みんなの期待に負け、口に含んだ。

「ぶぅ!!」


めんつゆ!!


「あは♪ハズレだぁ」


「ふふっあ、そのめんつゆ、賞味期限過ぎてたかも」


「じゃあ、いろんな意味でハズレだな!
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