夢をみさせて
そしてまたひとつ望みが
叶うと欲深い人間は
また次と望んで
しまうものです。
声を聞いて、
同じ車両に乗って
・・・それで
満足だったはずなのに。
でもだからといって彼に
なにかをはたらきかける
勇気もありません。
そんな思いを
知るわけもない
彼がいつものように
乗ってきます。
彼は私の存在に
気づいて
いるのでしょうか?
ただのたくさんいる乗客の
中の1人だと
思っているのでしょうか?
でもきっとそうでしょう。