夢をみさせて
それでも少しでも
彼の近いところにいたい、

そう思っていたとき
あることに気づきました。


彼はいつも電車に乗ると
しばらくしてから本を
読みはじめます。


私はその本がなにで
あるかをどうにかして
知ろうと思いました。


彼と同じ本を読みたい、
彼の好きなこと、

思っていることがその本を
自分が読むことで少しでも
理解できるのではないかと
思ったのです。


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