夢をみさせて
「え!なにそれ。
もう、まだまだ
やることあんのに!」

私は彼女を止めようと
追いかけて廊下に出ましたが

もう彼女の姿は
どこにもありませんでした。


「あー、もう逃げられた!」

私はため息つきながら床にまた腰を下ろして筆を握りました。



でも彼女はすぐに
戻ってきました。


とても機嫌よく。



< 22 / 110 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop