夢をみさせて
駅で麻友と待ち合わせして
電車に乗るまでに何回も
おかしなところはないか
彼女に聞きました。
それでも私は彼の学校へ行く
電車の中でも窓に反射して
映る自分の姿が
気になって聞きました。
だからもうなんだか
麻友はもう面倒くさいって
いう風に答えているようでした。
「そうかなー…」
「だいたいねぇ、
文化祭来たからっても
その彼に会えるかどうか
わからんでしょうに」
彼女の言うとおりです。
でもそれを言ったら
おしまいでしょう…。
それくらい自分でも
わかっています。
そんな会話をしながら彼の
学校に着きました。