夢をみさせて

とりあえず模擬店を
やっている教室のほうが
近かったので
そこから行ってみようと
いうことになりました。

まだそんなすぐに彼を
見つけられるわけでも
ないのにすごくどきどき
しました。


「こっから入ろうか?」

麻友は東棟の入り口を指差しました。


そして2人で廊下を
ゆっくり歩きながら
教室ドアに貼ってある案内と
もらったパンフレットの案内を
見比べました。


「あ、2組…
えーっと…ここは喫茶みたい」

私たちは最初に見つけた
このクラスから
行くことにしました。






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