夢をみさせて

すっと横から手が
伸びてきて
私のとろうとした
コバルトグリーンを

その手はさっと
取ってしまいました。

はっとしてその手のほうを
見るのと同時に。






「あ、すいません…」

この声!!!



何度も何回も
忘れようとしたけど
忘れられなかった…。

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