夢をみさせて

どうしよう、

どうしよう。


私はその場から
動くことができず
ただどんどん溢れてくる涙を
止めようと必死でした。

…落ち着け。私。

でも。

どうして今さら。

どれくらいの時間が
たったのか少し私も
落ち着いたころ彼が
戻ってきました。

「ごめんなさい、
もうこれだけしか
ないみたいです。
取り寄せで2週間はかかるって…」

どうしようといったような
感じで彼が私に言いました。





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