夢をみさせて
私は彼に押し付けられた
ポスターカラーを
じっと眺めて
長い間その場に
立っていました。
彼をもう諦める。
そう決めていた
はずなのに。
想いはこころの奥に
しまっておくと
決めたはずなのに。
今になってこころがざわつきます。
あの前に感じたドキドキとか
彼に対する感情とか
溢れかえってくるようでした。
…どうして。
店を出ると雨は雪にかわっていました。
「でも…積もる雪とはちゃう…かな…」