●罰ゲームの会●

「ハイ」


え？


人ごみの中から一枚のビラを差し出す手が見えた


見れば、笑顔の素敵なお兄さんが私の前に立っている


ほど良く色の抜けた髪色は光の加減で金色にも見える…でもチャラチャラした感じは見受けられず私が察するにかなり真っ当な好青年！キラリ輝く白い歯がステキ


ちょっと長めの髪をふわふわとワックスで遊ばせててとってもいい感じ


初対面とは思えない気さくな笑顔、背は高くて、襟元に短めの黄色のラインが入ったカーキのシャツ一枚着てるだけなのにそれだけでカッコいい！


一瞬で彼に目を奪われた


「さっきの彼女軽音入るみたいだけど、キミはサークル入んないの？」


うわっ、この人もしかして私たちの今までのやり取り聞いてた！？


変な物でも見るかのような目つきをしてたのか、彼がプッと吹き出した