●罰ゲームの会●
お兄さんたちがいなくなった後、二人きりのリビングがやたら広く感じる


ここきた時だって二人だったのにね


「そこの部屋使いたくねーよな、うーんどうしよっかな…」


使う?え?一緒に?


お兄さんの言葉が耳に残っていてよからぬ考えが頭に浮かぶ


一瞬目を開いた私に彗くんすごい動揺して


「うわっ、そーいう意味じゃなくて…」


顔真っ赤にして大慌て、何を思ったかテーブルの上にあったグラスをガチャンとひっくり返す


「うわっ!」


私がさっき飲みかけてたジュースが私の服にバシャッとかかる


うっそぉ…どんだけどんくさいの?
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