●罰ゲームの会●
図書館の個室は最大3名まで使用OKなんだ


でも人と共有するのは今回が初めてだった


…何か変な感じ
私の隣のイスで昨日会ったばかりの人が顎に手をあて静かに本を読んでる


「くっくっ…」


ふと彼が肩を揺らして含み笑い


面白い本なのかな…
と思った時だった


「オレの顔何かついてる?そんな見られると本に集中できないんだけど」


無意識のうちにジロジロ見てた自分が恥ずかしくなって、慌てて入口のエスプレッソマシーンの方へ歩いて行く


「あっ!え~と、コーヒー飲みますか?」


「え?いーよ、おかまいなく…それよりさ昨日の話、考えてくれた?」


彼は読みかけの本をテーブルに置くと、ニッと笑って私に向き直る
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