●罰ゲームの会●
愛が終わるとき
その場に私は
立ち尽くしていた


「ほんとごめんっ!」


両手を丁寧に合わせおじぎした態勢で頭の上に掲げる彼、光一(コーイチ)


好きな子ができたから
別れてくれってあっさり言われた


コーイチとの出会いは
高校の時から続けてる
バイト先のレンタル店


気があったからすぐ仲良くなって、友達という間柄からいつの間にか付き合うようになっていた


だからか二人の仲はいつも甘~いわけではなく


やることはやってても友達の延長線にあるもののような感じだった


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