●罰ゲームの会●
演奏した曲は、たまたま華の好きなアーティストの曲だった


素敵な旋律に加え、見る人を魅力せずにはいられないミタカさんの容姿にみんな見とれていた


でも彼はその視線を気にすることもなく楽しそうにギターを弾いていて…


数曲の演奏が終わると次はサークル入部の受付が始まった


この軽音サークルは加入者がバンドを組んで楽器を弾くわけじゃなく


ミタカさんやその他のメンバーが演奏する時にギャラリーとして見るためだけの…そんなサークル


もちろんそれでも月2千円の部費が必要だなんてちょっとバカバカしく思いつつも、たくさんの女の子と一緒に列に並ぶ華


でも抜群にいい美貌とスタイルは、たくさんの人の中にいても目立つ


彼女に目をつけたサークルのバンドメンバーが華に話しかけて、ついにはミタカさんの近くに行って話すことができた
< 22 / 297 >

この作品をシェア

pagetop