●罰ゲームの会●
ラストライブにはさせない
私たちはミタカさんがライブをする予定の場所までやってきていた
今日の港町のイベントの中でも特に目立つことない、道の途中でミタカさんたちのグループは演奏することになっている
行き交う人たちを横目にミタカさんは真剣な表情でギターの弦に触れながら、一人黙々とチューニングをしていた
私たちが到着しても全く気に留める様子もない
「ミタカさん…今日いつもに増して怖いんだけど」
私が彗くんに言うと
「今日で最後にしよーと思ってるからな、兄貴」
「この前はすごく楽しそうだったのになぁ」
門の近くでやっていた、サークル紹介の時の彼の姿を思い出す
今日の港町のイベントの中でも特に目立つことない、道の途中でミタカさんたちのグループは演奏することになっている
行き交う人たちを横目にミタカさんは真剣な表情でギターの弦に触れながら、一人黙々とチューニングをしていた
私たちが到着しても全く気に留める様子もない
「ミタカさん…今日いつもに増して怖いんだけど」
私が彗くんに言うと
「今日で最後にしよーと思ってるからな、兄貴」
「この前はすごく楽しそうだったのになぁ」
門の近くでやっていた、サークル紹介の時の彼の姿を思い出す