●罰ゲームの会●
ミタカさんがライブをしたあの日の夜…


おばさんを囲んで、閉店後の港町フルーツバーで打ち上げをした


そこには、あの縞之内出身の彼女の姿もあったんだ


なぜかと言うと…






――――


『乾杯~!』


ミタカさんの成功を拍手するかのように、たくさんのグラスが重なりカチャンと小気味よい音を立てた


「驚いたって!だってさ、おばさん説得しようと思って会社行ったら


縞之内出身のこの彼女が社長室にいたんだぜ?で、オレが渡したビラ片手に熱弁してるしさぁ」


彗くんが興奮して話す


「私だって驚いたよ。ミタカくんの親戚がまさかうちの社長だなんて…」


縞之内の彼女は、彗くんのおばさんの顔を見ながら、ワインクーラーを持つグラスをクルクル回す
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