●罰ゲームの会●
彗くんは、まさかオレじゃねーだろなって顔で周りをキョロキョロ見回す


多分…ていうか、彗くんじゃないでしょ


今回の場合は…


「何なの?罰ゲームって。くっだらない事やってるんだ~」


華がドリンクを飲み干し、カシャンと音を立ててテーブルにグラスを置いた時


みんなの視線が華に集まる


「え…何?私、グラス割ってないからね」


華が動揺してると、トモさんが肩に手を乗せニンマリ笑う


「華ちゃん」


「は?私ぃ!?な…何でぇ?」


驚く華の横で、トモさんはタカシくんを見る


「罰って変だけど。タカシにちゃんと謝ってくれる?こないだの事」
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