●罰ゲームの会●

彼はバツ悪そうに私を見ると、勢い良く借りる物をバンッとカウンターの上に置いた…


目が点になった


『私の秘密教えちゃう』『あなたと○○、ただいま課外授業中』
『エロカワイイ！！女教師の大胆告白！！』
『隠し撮り！イケナイラブホの裏事情』


そう…バイトしてればこんなことはしょっちゅう


…でも一度に10本以上持って来たのは彼が初めてだった、しかも半ギレ


と…とりあえず何もなかったかのように装う


でもここで私の変なクセがでてしまう


びっくりしながらもニコッと笑ってしまった


彼は私の方をチラッと見ると、そのまま目線を天井にそらす


きめの細かそうな肌、少し長めの前髪から覗く黒目がちの丸い目、キレイな顔をしてる…彼女いそうな感じだけど、これとそれとは別次元の話なんだ、きっと


健全な男の子ってことだよね？コーイチだってきっとたくさん借りてるだろうし…うん、うん


と自分に訳の分からない言い訳をしながら、バーコード処理をしていく