●罰ゲームの会●
「しぃっ!オレに女がいることバレたら今日もてねーじゃん、お前絶対言うなよ」


私の口に手をあてると、そんなひどいことを言う


彼からは私に対しての気遣いは全く感じられない


「私は…どうなの?昨日あんなこと言われて何とも思ってないとでも思った?」


「え?あ、いや…ナミダのことは好きなんだけど


大学入ったら他の子とももっとたくさん遊びたいっつーか…


ほら、フタマタとか嫌だろ?だからけじめつけただけで…な?」


私の頭に手をやり、優しく撫でられる


「オレのことそんなに好きだったんだ…じゃあもっかいやりなおす?」


私の顔を見て、ギュッと抱き寄せる


忘れられないこの温もり、でも…今は私のものじゃない
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