●罰ゲームの会●

「深渕彗(フカブチスイ)知ってるかわかんねーけど、同じ1年だから」


ボソッと言うと、これでいいかと言わんばかりにトモさんの顔をチラッと見る


「はい、よくできましたーってことでナミダちゃん彗っちのことかわいがってなぁ、ちょっと頼んないけどね」


「だぁから余計なこと言うなつーの」


もどかしいみたいで、彗くんタカシくんの脇腹にジャブしてる


「さてと、そろそろ締めにかかるかな…それにしても麗子出来上がってんなあー」


いつの間にか男の人と横並びになり、ケタケタ笑いながらこの会を十分満喫してるように見える麗子さんをチラッと見る


そしてトモさんはマイクを持って、そのまま壇上に上がって行った


「さー皆さん、そろそろカップル成立した頃でしょうか？


では！気になる人とここまで来て下さい！！」


その瞬間タカシくんがスピーカーをオンにする


すると、いきなり楽しそうな音楽が流れ出した