●罰ゲームの会●
豹変
慌ててゴシゴシ涙をぬぐう


「泣いたっていーんじゃね?タカシなんかしょっちゅう泣いてるしー」


彗くん私の涙に動揺してか、タカシくんの頭をつついて同意を求めてる


「わかんねーけど、ナミダって名前をもしコンプレックスに思ってるんだったら、逆だから


本当に必要な時にしか涙を流さない子だって…思うし…」


「ありがと…」


こんな風に人に言ってもらうのは初めてだった


バカなコーイチはこんなこと気づきもしてなかったし、彼の中ではただの都合のいい女だったんだ


「あ、それと…弁解したいんだけど、オレ実はあの日は罰ゲームでレンタル店に…」


彗くんがそこまで言うと、突然バシッていう音と共に彗くんがテーブルに突っ伏した
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