刹那【短編】
涙
──────────・・・・・・・。
「ん゛ぅ・・・」
どこなの
ココは?
ブルっ
「寒い。。」
目を覚ました私は公園のベンチらしきところで寝転んでいた。
「あっ起きた?
美央チャン クスクスっ」
いきなりそんな声が聞こえた。
誰?っ
「誰?」
「あれ?覚えてないかな?
俺だよ俺
聡くんだよ(笑)」
向こうの暗闇からゆっくり聡くんが姿を現した。
おかしいさっきまでの聡くんじゃない。
気持ち悪い。
「ねっねぇ莉華は?」
私は勇気を振り絞り聞いた。
すると
「今頃
愁悟に襲われちゃってんじゃない?(笑)」
そう聡くんは言ってゆっくり私に近づいてきた。