刹那【短編】
真実
───────・・・・・・。
「
だよね~」
私は莉華と他愛もない話で無駄に盛り上がっていた。
あのことを思い出さないために・・・。
「ってかさー
なんで私お兄ちゃんの部屋に居んの?」
私はふと素朴な疑問を口にした
・・・・つもりだった。
「えっ・・・・・
なんでって・・・・
まぁ色々あんのよ!」
以外な莉華の反応....。
莉華は少し言葉を詰まらせながらそう言うと、
最後に「ねっ!!」と私に同意を求めてきた。
「ま まぁね・・・・・・。」
納得出来ないままでいる私は少し言葉を濁らせた。