刹那【短編】
「ごめん・・・・
美央まだ剛君のこと引き摺ってるんじゃないかな?って思ってて・・・・。」
莉華は少し顔をしかめながら呟いた。
「大丈夫!!
まだ忘れられた訳じゃないけどこれから少しずつ思い出にしていけたらって思うのw
だから教えて?」
私は莉華の目をしっかり見据え言い放った。
「わかった
実は剛君昨日 日本に帰国したらしいの。
私たまたま昨日剛君に会ってね。
話したの
そのときにね
最近の美央のコトとか
美央と今日合コンすることとか色々私話したの。
勿論一夜限りの遊びの事もね・・・・。」
コクっ
コクっ
私は何も言わずただ頷く。
「そしたら剛君は
『俺のせいだ 俺のせいで・・・・・。』
ってすっごい悔しそうだった。
なんで無理にでも約束を守ってやらなかったんだろうって。」