刹那【短編】


少しの間
莉華の話を聞いた私は凄いやるせない気持ちになった。





お兄ちゃんにこんな心配かけさせてたなんて・・・・・・。

最低だよね。






勝手に私が拗ねていじけてただけなのに。







「ごめんね莉華

私 なんにもわかってなかった。」




私がそう言うと
莉華は少し笑って「分かればよしっっ」と私の頭をクシャクシャした。







あれ?
莉華の話を聞いて私には一つの疑問が生まれた。





じゃあ
「じゃあお兄ちゃんは何でココに居ないの?


ってか何処に居るの?」






私がそう聞くと、莉華は少し顔を歪めた・・・・・──。
< 27 / 40 >

この作品をシェア

pagetop