刹那【短編】
少しの間
莉華の話を聞いた私は凄いやるせない気持ちになった。
お兄ちゃんにこんな心配かけさせてたなんて・・・・・・。
最低だよね。
勝手に私が拗ねていじけてただけなのに。
「ごめんね莉華
私 なんにもわかってなかった。」
私がそう言うと
莉華は少し笑って「分かればよしっっ」と私の頭をクシャクシャした。
あれ?
莉華の話を聞いて私には一つの疑問が生まれた。
じゃあ
「じゃあお兄ちゃんは何でココに居ないの?
ってか何処に居るの?」
私がそう聞くと、莉華は少し顔を歪めた・・・・・──。