刹那【短編】
美央SIDE
お兄ちゃんが家を出て行ってから一年がたった。
休日に家で1人ボーっとしてる私は勿論フリー。
別にモテない訳じゃないよ?
あのあとげんに何人にも告白されたし。
だけど居なかったんだお兄ちゃんを超える人なんて。
空を見るたび思い出す貴方の笑顔
心が暖かくなるんだ。
強くなれるんだ!!
この空は私と貴方を繋ぐ唯一の糸だからね。
でも私は心配で仕方ないんだ
いつ貴方に彼女が出来るかわからないじゃない。
昔ッからモテてたしね。
あと二年ちょっとして
彼女とか紹介されたらどうしよう?
きっとショックで寝込んじゃうだろうな(笑
てか
きっとショック死しちゃうょ。
あ゛-もうダメっ
お兄ちゃんの事忘れなきゃ...なのにね。
ごめんね
ごめんねお兄ちゃん
私はまだあなたを思い出に出来そうにないよ...────。