あの夏を忘れない
教室を出ようとしたそのとき…








ヒンヤリと冷たい空気が体にまとわりついた。







「オマエ等…何やってんだょ!」






聞き慣れない声に三人で振り向いた。








少し甲高い子どもの声。








先生の声ではない安堵感からか怖いといよりはわくわくしながら声の主を探した。








教室の後ろには可愛い男の子というか…格好良い女の子というか…













声と姿からは男の子とも女の子とも分からない子どもが立っていた。

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