あの夏を忘れない
同じ六年ではこんな子いないような…







でもここは六年の教室だし五年が堂々と喧嘩売りにくるとも思えないし…








かと言ってこの時間この場所に中学生がここにいるのもおかしいし…







ジロジロと眺めているとちょっと嫌そうな顔でにらみ返してきた。








「無言で睨んでくるとは…あんま良い態度とは言えないんじゃない?」







そしてツカツカと私たちの方に近づいてくるとにっこり笑って自己紹介をしてきた。








「俺、小田春貴!よろしくな。」
< 13 / 28 >

この作品をシェア

pagetop