あの夏を忘れない
「やだん!高橋さんったら思い出し笑いぃ?俺にも教えて下さるぅ?」




くねくねと腰をひねらせて中川はより一層おどけてみせた。








普段相手にしてあげてないからなぁ…







少し自分の態度を改めながら中川に優しい態度で接しようと試みる。






「まぁ…中川も勉強すれば分からないこともないんだよね。華も勉強すればいいんだけどね…。」








笑いながら言うと喜んだ中川はますます調子にのった。






「そうさ!勉強すれば分かんないこともない…!!?」






首を一つ傾げて回路を必死につなげた。





「っていつも勉強してないみたいじゃん!俺はいつも賢いんだって!!」











やっと繋がったらしい。

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