はなの気持ち
でも、違ったんだ。

糖尿病のせいだった。

普通、糖は3~20個だけど

ばあちゃんは200近くあったそう。

それを聞いて私は、

どうして甘いものを食べる

ばあちゃんをとめなかったのか

と、後悔した。

でも後悔しても仕方がない。

ばあちゃんは、近くの病院に入院。

同じ話を何回もするおばあちゃん。

それを見て、聞くたびに思った。

いつか私の名前も忘れるんじゃないかって

いつか自分の名前も、お母さんの名前も

ここがどこなのかも、

全部忘れちゃうんじゃないかって。

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