はなの気持ち
おばあちゃんは、耐えた。

美月ちゃんは、ぼやいてた。

「おばあちゃんは、

優しいんだよ。なのにさ

どうして幸せになれないの?」と。

本当にその通りだった。

おばあちゃんの愛した人はもう居ない

美月ちゃんが小学1年生の時に

天国に旅に出たらしい。

もう二度と帰ってこない

長い長い旅に出たんだって。

その時に飼ってた犬は

私ではない、大型犬。

おばあちゃんは、その犬を

散歩させることができるような

握力は、もうない。と言って

売ったそうだ。

私もいつか、売られちゃう?

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