呪われたプリントクラブ
「―…み……――――
キミ!!!!」
誰かの声で目が覚めた。
「こんなところで何しているんだ!?」
「え……」
あ……たし…
イキテル?
「このプリクラ機は故障中だぞ…?」
皆…は…?
「あの!!
みんな…は?
皆はどこに行ったの?」
「みんな?
何を言ってるんだ?
君しかいないじゃないか」
――…そんなはずない……
そんなハズ……
ないのに。
光は周りを見渡した。
真っ赤だった画面も、血で染まった壁も……
普通に戻っている。
それになぜか皆がいない
。
「最近よくいるんだよ。
君みたいな変なこと言う子」
そう言い残すと彼はどこかへ行ってしまった。
あたしは急いでプリクラ機から出た。
するとプリントされた一枚のプリクラが出てきていた。
「………」
あたしはそれを静かに手に取る。