呪われたプリントクラブ
ゆっくりゆっくり足元を見る…。
「キャアー!!」
あたしの足は、血で染まった手に捕まれていた…。
ドウシテタスケテクレナカッタノ?
タスケテ……
タスケテヨヒカリ…
死んだハズの優華の声が頭に響く。
「あたしじゃない!!!
あたしじゃない!!
殺したのは岬よ!!!」
そう……
コロシタノハミサキ……
――その時だった!!
――ヒュン!!
ものすごい速さで何かがあたしの横をすり抜ける。
キラッと銀色に輝いているのは………針。
その針は岬の背中に突き刺さる。
いくつもいくつも……
針は岬に刺さった。
血まみれになった背中は崩れていく。
そして最後に言った。
「…ゔぅ…ッ…ノロッテヤル……」
――…と。