瑞色パレット

１.天使の歌声‐瑞永‐

目なんて見えなくたって、ｱﾀｼには耳がある。声がある。

人間、欠点のない奴なんていない。欠点があって当たり前。　問題は、その欠点を自分の個性として認めてあげられるか。


私は不細工だから、俯いて歩く。


私は障害者だから、我が儘を言って周囲の人を困らせる。



ふざけんじゃ無いわよ！不細工だから？障害者だから？だったら何なの？？あんたと同じ境遇の人なんて、この世に星の数居るわよ！！

そんなんでうじうじ言ってんなら、体はって何か守ってみなよ！


体はって、守り抜いたものがある人は。…どんなにボロボロでも。どんなに不細工でも。世界一格好良くて、世界一美しいんだよ！！


愛する人が居る人は。毎日に胸を躍らせてるんだよ！！




大切なものが目の前に現れた時。本当に大事なものがわかった時。
その時人間は、強く成れるんだ…。