桜の樹の下で、微笑む君が見たくて
「でも、怖いの・・・
あの人、何をするか
わからない人だから・・・」


絢香の体は震えていた。


そうか、絢香が心の病になったのは
そいつのせいか・・・

なんとか助けてやりたい・・・


俺は絢香の手を握った。



「絢さん、彼氏がいるって言えば?
俺でよければ彼氏役になるよ。」


俺がそう言うと、絢香は
びっくりしたように目を見開いた。



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