桜の樹の下で、微笑む君が見たくて
絢香の大好きなタイヤキを買って
絢香の家に向かった。


すると、絢香と男の人が
何やら話していた。

そして、その男は絢香の肩に手を回した。

絢香は震えている・・・


あいつか・・・




俺はすぐに駆け寄り、名前を呼んだ。


「絢香。」


絢香の口は微かに動いているが
声が出ないんだろう。


こいつは、こんなにまで
絢香を苦しめているのか?


俺は怒りが沸いてきた。









< 20 / 42 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop