桜の樹の下で、微笑む君が見たくて
「どーしたんや?」


「ううっ・・・ ごめん・・・」


俺はそっと絢香の肩に手を置いた。



「直哉、本当に私でいいの?」


「えっ!?」


「直哉と付き合って幸せだよ。
でも、ほんとにこれでいいのかって
いつも思ってる。
直哉が真っ直ぐ私を見てくれる、
想いを伝えてくれる。
こんなの初めてで、すごく戸惑った。

と同時に本当に私でいいのかって・・・
真っ直ぐ見てくれる直哉から
目をそらしてしまうの・・・

私たち別れた方がいいよ・・・」












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