実録 出会い系サイト!!『実話』
「何ですか!? 何かあったんですか??」


アタシがそう聞くのを待っていたかのように、京香お姉さんは話し始めた。


「実はね・・・私も幸せになっちゃったの!
この前、亜美ちゃんに話した彼のこと。」


「えー!!気持ち伝えたんですか!?」


アタシは、ビックリした。あれ以来、京香お姉さんの口から、何も聞いてなかったので、気にはなっていたけど、自分から聞くのもどうかと思っていた。


京香お姉さんは幸せそうに微笑んでいた。


「亜美ちゃんのおかげなの。あの時、亜美ちゃんに背中押してもらわなかったら、今の私は、いなかった。」


そう言いながら、コーヒーを一口飲んでいた。


アタシは自分のことのように嬉しくてたまらなかった。京香お姉さんには、いつも助けてもらっていたのに、何もしてあげられられなかったから・・・

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