危険な教師~俺様を挑発してみな?やれるならな?~【③】
学校の側って、遅刻なくて良いだろうな!



「えっと……ここから入れるのかな?」



そう思った時だ、バタンと誰かが倒れかかってきた。オマケに、グ~って音と共に……



「キャー!」



あたしは、目を丸くしながらその人物に思わずタックルをかましたのだ。すると、その人物は、さっきよりもグッタリしてしまった。



っ……やばいかな?あたし……やっちゃったかな?どうしよう!



「あの!だだいじょうぶですか?」



「……」



その人物……彼は、無反応だった。背はもしかしたら、恭平よりも遥かに高いかもしれない。



サラサラの黒髪だけが、風でなびいている。風呂に入ったばかりか分からないけど、シャンプーの匂いが微かにした。



これって、篠原さんの屋敷で見たアニメのキャラクターが使ってるのと同じ匂いかも。
設定に書いてあったし。



CMでも評判らしいし。ダイナマイトのレプリカも売れてるらしい。



あたしは、すっかり名前忘れたけど、あのアニメが気に入っていた。ダイナマイトを投げるから……かは、分からないけど。
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