sky ‐キミと羽ばたく大きな空へ‐
そしてついに、その時がきた。
「なぁ、美月。俺さぁ、彼女できたんだ!」
嬉しそうに言う大樹。
『そ・・そっかぁ。おめでとう。』
「おう!つうことで、学校の行きと帰りは彼女と行くから。ごめんな。」
『私は、大丈夫だよ。』
何で?
大樹。
何で、あの子なの?
そう思うと涙が溢れてきた。
『ごめん大樹。私行くね。』
「おう!またな。」
私は溢れる涙をこらえて、屋上に向かった。
屋上につくと、こらえていた涙が零れ落ちた。
『大樹のバカ・・・・。』
私は、いつもは考えられないほど大きな声で泣いた。
そして気がつくと、目が真っ赤になり、腫れていた。
『こんなんじゃ、教室に戻れないよ。』
どうやって帰ろうか迷っていると、誰かが私の近くに来た。
「泣きやんだ?」
振り向くと、背が高く焦げ茶のサラサラな髪が良く似合う、すごくかっこいい男の子が立っていた。
『あなたは?』
「えっ!もしかして俺のこと分かんない訳?俺って結構かっこいいって言われて、学校じゃ人気だと思うけどなぁ。」
何この人。
そんなこと、自分で言うかな?
『あははっ。』
「やっと、笑ったな。」
もしかしてこの人、私を笑わせようとしていたのかな?
「俺は、結城 奏多(ゆうき かなた)。」
『わ・・私は、相内 美月です。』
「じゃぁ、美月。お前さぁ、笑ってた方がいいよ!あと、髪綺麗なんだから下してこいよ。俺いつも屋上にいるから、困った時は来いよ。」
と言って、かわいらしく笑った。
『うん!』
―――――これが、私と奏多との出会いだった。
「なぁ、美月。俺さぁ、彼女できたんだ!」
嬉しそうに言う大樹。
『そ・・そっかぁ。おめでとう。』
「おう!つうことで、学校の行きと帰りは彼女と行くから。ごめんな。」
『私は、大丈夫だよ。』
何で?
大樹。
何で、あの子なの?
そう思うと涙が溢れてきた。
『ごめん大樹。私行くね。』
「おう!またな。」
私は溢れる涙をこらえて、屋上に向かった。
屋上につくと、こらえていた涙が零れ落ちた。
『大樹のバカ・・・・。』
私は、いつもは考えられないほど大きな声で泣いた。
そして気がつくと、目が真っ赤になり、腫れていた。
『こんなんじゃ、教室に戻れないよ。』
どうやって帰ろうか迷っていると、誰かが私の近くに来た。
「泣きやんだ?」
振り向くと、背が高く焦げ茶のサラサラな髪が良く似合う、すごくかっこいい男の子が立っていた。
『あなたは?』
「えっ!もしかして俺のこと分かんない訳?俺って結構かっこいいって言われて、学校じゃ人気だと思うけどなぁ。」
何この人。
そんなこと、自分で言うかな?
『あははっ。』
「やっと、笑ったな。」
もしかしてこの人、私を笑わせようとしていたのかな?
「俺は、結城 奏多(ゆうき かなた)。」
『わ・・私は、相内 美月です。』
「じゃぁ、美月。お前さぁ、笑ってた方がいいよ!あと、髪綺麗なんだから下してこいよ。俺いつも屋上にいるから、困った時は来いよ。」
と言って、かわいらしく笑った。
『うん!』
―――――これが、私と奏多との出会いだった。