my First boy last boy.





「………はぁぁあ!?」


そして今まで近くで生きてきて、聞いたこともないような声で秋ちゃんは叫んだ。



………ああ、やってしまった。


なんとなく、そう思った。



「凪砂!どういうことだよ!」


秋ちゃんはズカズカとあたしに近づいてきて、詰め寄った。



「…いや、あの、その…」

か、顔が怖い…!


「悪いことは言わない!こいつはやめとけ!こいつの女癖は最悪だ!

確かに、見た目と妙に紳士的な所に騙されるのも分かるけど…!」



肩をがしっと掴まれ、力説される。

こんな必死な秋ちゃん…初めて見た……。



「よけーなこと言うなよなぁ。しかも俺、一応先輩だぞ?」



海斗が困ったように、笑い交じりで呟く。





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